上昇体験記(2020)

岐阜大学 教育学部 学校教育教員養成課程 理科教育講座 進学

2020年度生 K.A先輩

  私は、どうしても国立大学に行きたい、という想いが現役の頃からあり、もう1年受験勉強を続けてでも妥協したくなかったので浪人することを選択しました。
 現役の時と違い、同じ高校の人が周りに誰もいなく、孤独を感じながら4~6月を過ごしていました。しかし、友達はいなくとも東進では担任がつくので、色々なことを相談したり、話し相手になってもらったりすることで、何とか重く病むこともなく精神を保てました。結果論ですが、今思うと別に友達はいない方が良かったと思います。現役の受験勉強はクラス皆で頑張ろう!の方が良いと思いますが、浪人生は現役よりも空気がピリピリして、人間関係のもつれに繋がるので、1人の人は、これは逆にチャンスなんじゃないか、去年よりも勉強に集中できる良い機会なんだ!と思うと良いと思います。色々な側面から状況を判断すると良いです。
 学力的な面としては、私は理解するまでの時間が人より長く、講義を聞きながらノートをとる、ということができず、授業も全然進みませんでした。もしそんな状況になったら、「1つのことを完璧に終わらせてから次にいく」よりも、終わらないものは一旦後回しにして先にできそうなもの、簡単なものを進めてみると良いと思います。共通テストの数学の時間配分対策のようなイメージです。
 最後に、私はどうしてもスピードが重視される共通テストが苦手で、模試もE判定しか取れませんでしたし、本番もボーダーには届きませんでしたが合格しました。受験には、学力以外にも必要なことがあると言われますが、逆に考えると、学力が十分に届かなかったとしても勝機はあるということです。最後まで諦めないで、点数なんて気にしないで、努力で頑張って下さい。

新潟大学 理学部 理学科 進学

2020年度生 T.A先輩

 私は高校では野球部に所属して甲子園を目指して練習していました。大学受験のことはあまり考えずに部活をしていて、部活が3年生の夏に終わり、それから受験について考え始めました。
 国立大学に合格することを目標にして頑張りましたが、半年では勉強量が足りず、不合格でした。そこで東進の高卒コースに入ることになりました。
 東進では有名な講師の授業を受けたりして学習しました。また、高卒生コースのホームルームなどもあり、定期的に学習状況を振り返る機会があり、しっかりした学習をすることができました。夏頃からは演習を増やして、模試の点数も上がってきました。東進の過去問演習講座では、添削指導を受けたりして2次試験にも対応できるような学力が身に付きました。本番の試験では、今までの勉強を信じて自信を持って臨むことができ、志望校に合格することができました。
 受験勉強で学んだことを生かして、これからの大学生活を充実したものにしたいです。

立命館大学 経済学部 経済学科 進学

2020年度生 Y.U先輩 

 私は浪人することに対して抵抗がなかったので、最初は予備校という新しい環境が不安でしたがすぐに慣れました。安定したメンタルとモチベーションで受講に臨めていました。しかし中々模試で結果が出ず、高卒生の仲間が順調に伸びているところを見て焦りが出てきました。この時は勉強時間が足りないと思い、無心で参考書を読んだりしていました。これによって伸びた教科と伸びなかった教科があり、私はこの原因を考えてみることにしました。その結果、各教科にはそれぞれに合った勉強法があるということに気付き、勉強法ややる内容にまで目を向けるようになりました。視野の広くなった私は受験をより広い局面で見れるようになり、色々なことに頭が回り、心に余裕を持つことができるようになりました。模試ではあまり揮わなかったものの、共通テスト本番では今までで一番良い点数が取れました。私は東進で一年間頑張ってきた中で、心に余裕を持つことによって、勉強という一面だけでなく、人間としても成長できたと思います。今年はコロナウイルスにより様々な規制を強いられたり、センター試験から共通テストに変わり、私たち受験生にとっても特に大変な一年であったと思いますが、この逆境に共に立ち向かった高卒生の仲間たちや、家族や東進の先生方の支えがあって、この一年を無事に走り切れたと思います。この感謝の気持ちを忘れずに、大学という次のステップに歩みを進めていきたいです。

富山大学 工学部 工学科 電気電子工学コース 進学

2020年度生 H.K先輩

 この1年間浪人生として東進に通って学ばせてもらいましたが、個人的には辛かった記憶しか残っていません。8月のセンター過去問合宿を終えた直後の模試、志望校は当然のようにE判定。それでも少しずつ伸びている気はしたし、これからグンと伸びる気がするとも言われたので、見つかった課題に取り組み、分からなかったところも分かるようになって挑んだ10月の模試は8月の点数とほぼ同じ点数でした。これはかなり堪えました。ここで気力もかなり削られましたが、勉強を止めることなく共通テストまで勉強を続けました。それでも12月の模試、本番の点数は8月と大して変わりませんでした。勉強すれば伸びるといわれる世界なので、勉強した自覚があった分かなり辛かったです。これまで熱心に努力してこなかった人間の尺度の「勉強した」は、世間一般ではまるで通用しなかったなと痛感しました。そのため、1年間で学んだことの1番大きなことは、自分の甘すぎる価値観を自覚できたことです。志望校合格といっても、共通テスト後の判定から決めた志望校ですので、100%の志望校合格ではありませんが、受かった時は少しホッとしました。とはいえ、本番はここからのような気がするので、1年間で学んだこと、そして嫌でも勉強し続けたことで少しは鍛えられたであろう忍耐力を今後に活かし、目標を見つけ、その目標に向け頑張っていこうと思います。

山形大学 農学部 食料生命環境学科 進学

2020年度生 S.T先輩

 この1年間で私は貴重な経験を多く得ることができました。現役であまり良い成績ではなかった私は浪人生となることを決意し、家族からも全面的な協力を得ることができました。前半の4月から6月くらいまでは順調に受験勉強を進めることができていたと記憶していますが、中盤であり受験勉強の天王山と呼ばれる時期の7月から9月くらいまでは急激な温度と湿度の上昇により自身の持病である皮膚病がかなり悪化してしまい勉強が手につかなくなってしまいました。症状を抑える薬の副作用により気絶することも日常化しており、睡眠周期もバラバラで安定しない日々を送っていました。受験において特に大事な時期に勉強に打ち込めなかった私は精神的に参りかけましたが、周囲のサポートもあり何とか持ち直すことができました。偶数月毎に行われる模試では得点が全体的に下がってしまう事もありましたが、間違えた問題を復習し続け、何とか共通テスト本番で今までの模試の点数を上回ることができました。それからは今まで培った生物の知識を以て二次試験と私立の一般受験に向けて、これまでに間違えた問題を徹底的にまとめあげたノートを試験本番ギリギリまで作成し、志望していた国立と私立の農学系の学部両方に合格することができました。この結果を得ることができたのは家族や東進からの支援のおかげでした。高校3年生から今年までの2年間、本当にお世話になりました。

東京農業大学 国際食料情報学部 国際バイオビジネス学科 進学

2020年度生 K.T先輩

 受験期は単刀直入に言わせていただくと「辛すぎました」。4月の浪人当初は浪人頑張ろう!勉強楽しい!と大変意欲に溢れており、21時半までみっちり受講して帰宅していました。向上得点のグラフが右肩上がりに毎日更新されていくことが何より嬉しくて、更に勉強熱心になるといったように好循環でした。しかし6月、8月、11月と全く勉強したくなくなる時期に陥ってしまい、塾も休んで家で泣いたりする時期が多々ありました。特に11月は思うように成績がついてこない焦りと、学習環境のストレスにより家に帰って母のいる前で「もうふざけんなよ!!何なんだよ!!」と叫び散らかしてしまったほどです。その後に「お母さんごめんね…」と大粒の涙を流して謝ると「大丈夫だよ、ご飯食べな」と優しく言ってくれました。そして日を経ていよいよ共通テスト一日目となり、一教科目の地理を解き終え、二教科目の国語を受けるとなったときに強烈な吐き気に襲われました。初めに解いた現代文は気持ち悪さを抱えながらなんとか解いていました。それ以降も吐き気を催しながら最終科目のリスニングの時間になった時に、流石に吐き気に耐えられず途中退室をして救護室に行きました。職員の方から「リスニングは受けられない。辞退です。」と言われ、その時は崩れ落ちてボロボロに泣きました。最終的には何とか受験させていただきましたが、あの時は一年が水の泡になったことを確信した瞬間でした。長くなりましたが、こんな私でも無事東京農業大学に合格させてもらい、他2校の合格も頂くことができました。私立試験は今までやってきた自分を信じ最後の一秒まで鉛筆を走らせました。こんな絶望的で弱すぎる私でも最後の最後まで諦めなければ合格を勝ち取れます。辛くても両親や先生方など支えて下さる方を思って、絶対に逃げずにやり切って下さい。必ず報われます。心から応援しています!!

武蔵野大学 経済学部 経済学科 進学

2020年度生 K.M先輩

 4月、私は大学受験に失敗し浪人することになりました。当時は精神的に参ってしまっていました。このとき予備校に面談に来て一年頑張ると決意しました
 4~8月はとても苦しい時期でした。家の事情もあり、思うように学習が進まず成績が伸び悩んでいました。自分でもこのままではいけないと思い担任の先生に相談しました。先生は親身になって聞いてくれて、周りの人の大切さや人に頼ったりすることの大切さを教えてもらいました。それがきっかけとなって状況を変えることができました。その後の模試では成績が伸びたりと浪人生活にも慣れ始めて10~12月はすごく集中して取り組むことができました。演習をしていく中で自分の成長を感じることができたのも続けられた秘訣かなと思います。そして1月~3月受験シーズンを迎えました。先生方からの激励メッセージは、とても緊張していた私に勇気とパワーを与えてくれました。そのおかげで試験本番では悔いなく自分の力を出し切ることができました。
 私はこの1年間の浪人生活を通して、「現実から逃げずに向き合うこと」「諦めないことの大切さ」など様々なことを学ぶことができました。結果として第一志望校に合格することはできませんでしたが、自分なりに精一杯戦い抜いた1年になったと実感していて、この1年浪人して良かったと思いました。
 これから浪人する人は、辛いことやたくさん壁に当たることもあると思います。そんな時も一歩ずつ少しずつでもいいので進み続けて下さい。今の頑張りが未来の自分を助けてくれるはずです。頑張って下さい。

駿河台大学 法学部 法律学科 進学

2020年度生 Y.Y先輩

 僕は不本意ながらもう1年勉強することになりました。勉強は本当に嫌いだったし、何でこんなことをしなければいけないんだとも思いました。でも他にどうすることもできなかったので、とりあえず毎日登校して受講を進めました。しかし、やる気が出ないことも多々あり寝てしまうこともありました。そんな中、担任の先生は僕が寝ないようにする方法を色々考えてくれました。意外にもそれが、自分の中でモチベーションに繋がり、少しずつやる気が出てきました。やっていて楽しいと思える教科も見つかり、それなりに頑張ることができました。夏に過去問をやった時には、少し点数も上がっていて嬉しかったのを覚えています。今まで自分は何か目標に向かって努力をするということをあまりしてこなかったので、努力することの大切さを知れて良かったと思います。辛い1年ではありましたが、今思うと本当に忙しくて過ぎ去るのも速い1年でした。こんな不真面目な生徒にも最後まで付き合ってくれた担任の先生をはじめとした東進の先生方には感謝しています。今後この東進で学んだ多くのこと、そして努力することの大切さを忘れず、次の目標に向かって頑張っていきたいです。

埼玉大学 教育学部 学校教育教員養成課程 小学校コース/文系 進学

2020年度生 H.Y先輩

 まずは無事に国立大学に合格できたことにほっとしています。この1年間、父親をはじめとして、家族、親族、友人、担任の先生、東進の職員のみなさんには色々とご迷惑とご心配をおかけしました。そして大変お世話になりました。みなさんには大感謝です!
 東進での1年間、楽しかったこと辛かったこと沢山ありました。例えば、私は勉強することは好きなので、講師陣の面白くてタメになる授業は受講してて本当に楽しかったし長時間集中して勉強を続けるモチベーションにもなりました。一方で、苦手科目はなかなか点数が伸びず12月になっても現役時と変わらない点数、むしろそれよりも低い点数を取って悩むこともありました。それでもひたすら復習と演習を繰り返しやり続けました。
 他にも反省点がありますが、それは過去問演習講座の中にある大問別演習をやり切らなかったことです。やり切れなかった、ではなく、やり切らなかった、です。確かに現役時と比べて模試、過去問、予想問題、大問別演習はかなり多く取り組みましたが、自分の中では「もっとやれたでしょ!」と今でも後悔しています。もっともっと多くの問題演習をこなして本番で満足できる点数を取れるように調整すべきだったなと反省しています。
 東進では模試や過去問に実力講師陣による解説授業が付いてきます。2次試験対策の講座では添削も付いてきます。問題を解いて丸付けして紙面の解説ちらっと見て終わり、ではなく、解説授業や添削を大いに活用して力をつけてもらいたいです。
 最後に少し長くなりますが、私の大好きな言葉を紹介します。太宰治の言葉です。 「勉強というものは、いいものだ。代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。何も自分の知識を誇る必要はない。勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記している事でなくて、心を広く持つという事なんだ。つまり、愛するという事を知る事だ。学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ!」
 長かったね(笑)でも最後まで読んでくれてありがとう!これからの浪人生活は決して無駄ではありませんから、一生懸命受験勉強に取り組んで下さい!

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